SMBCグループ
SMBCグループ
「働きやすい環境」ではなく、
「幸せに働き続けられる環境」を
つくりたい
オペレーションサービス本部
イノベーションサポート推進部
Watanabe
2008年に新卒入社し、信用管理部でカードの虚偽入会対策、受託業務管理部で企画業務に携わった後、経営企画部で予算策定に取り組みました。その後、産休育休を取得し、2020年に現在所属するイノベーションサービス推進部にて復職。オペレーションサービス本部へ導入するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を開発し、業務の効率化を進めることが、今の私の主なミッションです。
オペレーションサービス本部にはカード発行や営業事務、コールセンター業務などがあり、これらの業務をRPAやマクロ処理などによって自動化・効率化することは、経営資源の観点からも重要な任務です。2022年7月からはグループ長として、DXチームのメンバー7人と協力先であるロボット開発企業のメンバー20人ほどをマネジメントする立場に。現在は、日々、各部ヒアリングから改善の余地を見つけ、メンバーとともに業務の100%自動化を目指して、デジタルスキーム導入を推進しています。
振り返ると、入社以降さまざまな業務を経験してきましたが、これにより「クレジットカード会社にはたくさんの業務があり、それらによって企業活動が成り立っている」と、肌で感じることができました。
2018年から約2年間の産休・育休を取得し、2020年4月に復職する予定でしたが、その直前から新型コロナウイルスが流行。復帰時期を調整して同年7月に復職し、このタイミングでイノベーションサポート推進部に異動となりました。
復職当初は慌ただしい毎日の中で、どうやって生活リズムを作っていくかを必死に考えていましたね。家族にはそれぞれの最適なスタイルがあると思うのですが、それを見つけることが最初の課題でした。
現在は4歳の長男を保育園に預け、時短で働いています。朝は夫が保育園へ息子を送り、迎えは私が担当。9時30分頃に出社し、夕方5時30分すぎには会社を出て保育園に向かいます。グループ長になってからは確認しなくてはならない案件が増え、帰宅後すぐにチェック作業をし、その後、夕食を作ることも多くなりました。息子の「おなかすいたコール」との戦いですね(笑)。夜は寝かしつけで一緒に寝てしまうことが多いので、早起きして仕事の時間を作ることもあり、限られた時間の中でなんとかやりくりしています。
夫は子育てにおけるバディのような存在です。特に管理職になってからは、夫にも早めの帰宅をお願いするなど、二人で協力して仕事と家庭を両立させています。最近は共働きの夫婦が身近にも増えていますが、まだまだ手探りの方も多いと感じます。私自身も管理職として、母として、無理なく働ける方法を模索している最中です。
そんな慌ただしい毎日ですが、子どもを迎えにいく瞬間は本当に幸せな気持ちになります。週末は家で一緒に遊んだり、電車好きの息子と電車を見に行ったり、家族との時間を満喫。長期休暇が取りやすいので、よく国内の電車旅にも出かけています。オンオフをしっかり分けることでリフレッシュできますね。
管理職になって、今後、取り組みたいことの一つに、「誰もが幸せに働き続けられる環境をつくること」が加わりました。確かにここ数年で各種サポート制度やリモートワークが導入され、以前よりも子育てをしながら「働きやすくなった」と感じます。しかし、今がベストではなく、もっと「幸せに働くことができる環境」を実現できるのではないか、と感じます。
リモートワークやフレックスタイム制度によって、子どもが体調を崩したときには、家で看病しながら仕事をすることができるようになりました。私も発熱してぐずる息子の足をさすりながら、仕事をした経験がありますが、これをロールモデルにすることには葛藤があります。がむしゃらに動き、なんとか両立しているだけであって、決して理想の姿ではないと思うのです。
共働き世帯が増え、育児をしながら働く男性や女性が増えています。その中で「いきいきと、幸せに働き続けられる未来」を実現するためには、制度導入だけでなく、さらに何かを変えなければならないはず。まだ私の中でも答えが見つかっていませんが、まずは同僚たちの悩みに耳を傾け共感し、解決のために考え続けることを自身の課題、使命にしていきたいと考えています。そしていつか、「誰もが幸せに、そしてサステナブルに働き続けられる環境」をつくっていきたいと思っています。
私が一緒に働く同僚に求めることは、基本的な「ホウ・レン・ソウ」(報告・連絡・相談)です。さらに「ホウ・レン・ソウ」のうち、それぞれの場面によってどの部分が重要視されているのかを適切に判断できることが大事。仕事内容、チーム体制によって「ホウ・レン・ソウ」のどこに比重が置かれているかは変わってきます。だからこそ、そこを見極められる人であってほしいですね。
それから、やはり主体的に動けることも重要です。もちろんサポートは惜しみなくしますが、労働力不足が社会課題であるなかで、これからは個人に期待される部分がどうしても増えてきます。その中で自分に求められる役割やパフォーマンスをしっかりと把握し、自ら行動できる人と一緒に働きたい。チームがうまく機能するためにも、不可欠な能力だと思っています。
チームにおいては仕事以外の部分でも、気軽に話ができる関係性を築いていきたいですね。プライベートの話題や悩みなども共感し合う中で絆が生まれるはず。今後もチーム一丸となってDXを推進し、仕事の効率化を進めていきたいです。