Product & team 03

1つのアカウントで
キャッシュレスを使い分け。
新サービス「Olive」
開発メンバー インタビュー

システム統括部 商品企画開発部

  • S.Goda

    システム統括部メンバー。2018年に三井住友カードへ新卒入社。営業事務を経験後、「システムの仕組みを知ってみたい」と、自らの希望でシステム部門へ異動。約2年半、デビットカードやプリペイドカードの領域を担当し、2022年4月に「Olive」プロジェクトに参画。これまでの経験と知識を活かして「Olive」のデビット・プリペイド機能におけるシステムと、「フレキシブルペイ」の支払い機能の根幹であるVisaシステムを担当した。

  • Y.Nakatsukasa

    商品企画開発部メンバー。クレジットカード企業に約8年勤務し、営業、商品企画など幅広い業務を経験後、2022年に三井住友カードへ入社。2023年3月リリースの「Olive」担当になる。転職のきっかけは「30歳を迎えた節目に新たな挑戦をしてみよう」と思ったから。業界最大手の三井住友カードでの仕事を「新たな世界を知るチャンス」と捉え、入社を決意した。

SMBCグループの新たな挑戦。
キャッシュレス時代をもっと便利にする「Olive(オリーブ)」とは?

「Olive」は、銀行口座、カード決済、ファイナンス、オンライン証券/保険などの機能をアプリ上でシームレスに組み合わせ、日常的な決済から資産形成・運用などの各種サービスまでまとめて管理できる、全く新しい総合金融サービスです。「日常の暮らしの中でキャッシュレスを把握し、的確に使い分けることは難しい」。そんな想いから「Olive」は誕生しました。「Olive」ではVisa開発の新機能「フレキシブルペイ」を搭載した、マルチナンバーレスカードを発行。キャッシュカード機能はもちろん、決済についてもクレジット、デビット、ポイント払い(プリペイドカード)を専用アプリで切り替えられるこのカードさえあれば、キャッシュレスの「見える、まとまる、使いわける」が可能になります。

Y.N

「Olive」のプロジェクトの内容を初めて聞いたときは、とにかく驚きましたね。キャッシュレスが社会に浸透し、多くの人が現金ではなくカードやアプリを使って決済するようになりました。乱立するキャッシュレス決済サービスをどう使いこなし、どう管理するかは誰もが持つ悩み。でも、複数の支払い方法を1つのカード、アプリで管理するサービスはこれまで無かったと思います。当然そこには、仕組みの問題、ビジネスの棲み分けなど、「できなかった理由」があるはずです。三井住友カードはそこに切り込み、新たなサービスを展開しようとしている。そのことに、純粋に「すごい!」と鳥肌が立ったのを覚えています。

S.G

私も「新しい!」と思いましたね。三井住友カードは、誰もが「あったらいいな」と思っていたサービスを本当に作ろうとしているんだ、とワクワクしました。ただ同時に、「どうやって実現するんだろう」という思いもあって……。基本的にデビット、プリペイド、クレジットはそれぞれ個別の決済システムがあって、それを一つのカードで振り分けて使用するというのは、これまで考えたこともありませんでした。大きな挑戦が始まるんだ、と感じましたね。

それぞれの担当分野、
関わる人、プロジェクトの進め方は?

Y.N

「Olive」プロジェクトは、三井住友カードだけではなくSMBCグループ各社がワンチームで進行しています。私たちはその一員として、「Olive」カードの領域を担当。その中における私の仕事は、カード運用にあたりクレジット、デビット、ポイント払いなどのバッググラウンド業務を調整し、問題なく運用できる体制を整えることです。また、新商品の紹介ページの作成、カードがお客さまの手元に届く際に使用する封筒のデザインを考えるなど、サービススタートにまつわるさまざまな業務にも携わりました。

S.G

私が担当していたのは、デビットおよびプリペイド機能における入会、再発行機能やアプリ表示、メール通知機能などの幅広いシステムと、「フレキシブルペイ」の支払い機能の根幹であるVisaシステムの構築です。クレジットのシステム開発メンバーと協力をしつつ「Olive」のシステムを考案し、グループ企業である日本総研や、外部のシステムベンダー、そしてVisaメンバーと一緒に形にしていきました。三井住友銀行のSMBCアプリや、当社のVpassアプリ開発メンバー、そのほか関連システムの開発メンバーも加わり、かなり大きな規模で活動をしていましたね。

Y.N

「Olive」プロジェクトにおいては、三井住友銀行、三井住友カードをはじめとする多くの企業が関わっているので、会議は基本的にオンラインで実施し、定例会議等で進捗を共有していくスタイルです。マーケティングやシステム、アプリ、バックグラウンドを担う各業務部門まで、全体人数は把握できないくらいに、たくさんの人が関わっていました。

S.G

システムに関しては、複数会社からメンバーが集まり、チームで開発に取り組みました。それぞれの文化、考え方、異なるシステムを手掛けてきたメンバーが一緒になってモノづくりするのは本当に難易度が高い作業。私たちは各社の間に立って、目指す形を示し、それぞれの意見や、システムの形を理解できるように、都度、翻訳をするような役割をしていました。

全く新しいサービスを
チームで生み出す過程には、困難、
達成感、成長の喜びが詰まっていた

S.G

先進性のあるプロジェクトに参加し、社内外の多くのメンバーと1つのサービスを世に出せたことは、本当に大きな達成感がありました。「新しいものを作る」ワクワク感を感じながら仕事ができたこと、「本当にこんなものが作れるんだろうか?」と思っていたものが実際にシステムとして組みあがり、テストで動いたときの感動は言葉に言い表せません。やりがいを感じる瞬間がたくさんあって一生忘れられない仕事をしたと思っています。また、議論に議論を重ねてきた社内外のチームメンバーとは、本当の仲間になることができたと感じています。

Y.N

30歳をきっかけに「新たな挑戦がしたい」という思いで入社したので、本当にそれが叶ったと感じています。三井住友カードの企業規模、先進性を追求する経営姿勢、実績と積み重ねてきた信頼、グループ力があるからこそ実現できた「Olive」。この規模のプロジェクトに参加できたことが何よりうれしかったですね。 前職もカード関係の会社だったので業務の流れはある程度は想像できていました。ただ、社内で使用するシステムは違いますし、打ち合わせで飛び交う用語も前職とは違っているので、正直、最初は戸惑うことも多かったんです。でもそこは「0から学び直そう!」という気持ちで、なんとか食らいついてきました。積極的に自分からコミュニケーションを取り、多くの方々に助けていただきながら、次第に学んだことが、点と点がつながって線になり、線が増えて立体的になっていく実感があって。これらの経験から自分の考えを持ち、少しずつ意見を言えるようになってきたので、その成長にもやりがいを感じています。

「Olive」で得た、
何事にも動じないメンタル。
多くの人に「自分らしいお金との
付き合い方」を発見して欲しい

S.G

プロジェクトに参加して得たスキルは、調整力と、とにかくタスクを前に進める推進力だと感じています。

Y.N

転職して早々に他部署や社外のメンバーと関わることができて、この会社で物事を進めるためのスキルを得られましたね。それから、何事にも動じないメンタル。

S.G

確かに(笑)。乗り越えるべき課題や問題は無数に発生するので、それにいちいち動じていられない。「最初からうまくいくはずはない」という気持ちで、失敗しても「じゃあ、どうする?」と次の一手を考えられるようになりました。

Y.N

全く新しいモノを生み出すには、そのくらいの気力と胆力がないとダメなんだと、実感できたプロジェクトです。走りながら考えるスピード感も身に着きましたね。

S.G

「Olive」は、開発メンバー全員が全力を注いできたプロジェクト。ぜひ多くの方に使っていただけるサービスに成長してほしいです。キャッシュレス社会を生きる皆さんに、さらなる「便利さ」を届けられるこのサービスが、世の中に浸透し、皆さんの生活に寄り添うサービスに成長できるよう、これからも「Olive」のシステムを支えていきたいと考えています。

Y.N

時代のニーズを的確に捉えた「Olive」は、きっと多くの方に使っていただけるはず。だからこそ、スムーズな運営ができるバックグラウンド体制をしっかり維持することに力を注ぎたいと思います。「Olive」を通して、多くの方がまだ未体験だったキャッシュレス決済方法に出会い、「自分らしいお金との付き合い方」の発見につながればうれしいです。

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