Why here? 01

「業界を変えようとしている会社」で、
アクワイアリングビジネスに携わりたかった

アクワイアリング本部
アクワイアリング統括部
Araki

同業者だからこそ衝撃を受けた
「stera(ステラ)」のリリース。
それが、
ここで働きたいと思うきっかけに

ベンチャー系の人材サービス会社でキャリアをスタートし、約8年間、営業や人事(採用・研修)の経験を積みました。その後、クレジットカード会社に転職。人事制度の改定などに携わった後、アクワイアリング※部門へ異動し、そこでこの仕事の面白みに気づきました。
何より魅力的だったのは、「伸びしろがまだ多く残っているビジネス」であること。日本国内のキャッシュレス比率からも、開拓しがいのある仕事だと感じました。さらに、異業種連携をして新たな認証システムやサービスを生み出す仕事は楽しく、IT企業さながらの先進性のあるビジネスゆえに、携わった仕事が世の中のニュースになることも多かった。日常生活の延長線上で仕事の成果を実感できるので、やりがいを持つには十分でしたね。いつしか、「アクワイアリングの仕事を自分のキャリアの軸にしよう」と自分の中で決めていました。

※アクワイアリングとは、クレジットカード会社が行う「加盟店開拓業務」のこと

4年ほどこの企業でアクワイアリング業務の経験を積んだ後、2020年に三井住友カードに転職しました。転職理由は明確で、2019年に決済プラットフォーム「stera」をリリースした三井住友カードの企業姿勢に共感し、ぜひここで働きたいと感じたからです。同じ業界で働く私にとって、「stera」のリリースはそれほどの衝撃でした。確かに「stera」の誕生によって、事業者・消費者の利便性は各段に上がります。しかし、複数企業によって多層化していた決済業務を1つのプラットフォームにまとめ、オールインワン決済端末「stera terminal」をはじめとした複数のサービス・プロダクトを開発するという道程は、決して平坦ではなかったはず。それを乗り越えてまで「私たちが全てやります」と言った会社を、これまで見たことがありませんでした。三井住友カードは「誰もやらなかったことに挑戦し、業界を自ら変えていこう」としている。その気概を肌で感じ、私は「この会社で働きたい」と思ったんです。実は転職活動をしたのは三井住友カード、1社だけ。入社できてよかったです(笑)。

入社後手掛けたトランジット事業の
立ち上げ。
全国を飛び回り、
公共交通機関にタッチ決済を導入

入社後、最初に手掛けたのは、公共交通機関向けのソリューション「stera transit(トランジット)※」の立ち上げです。
日本の交通機関の乗り入れは、交通系ICカードを決済手段とすることが一般的です。しかし、それを持たない海外旅行客や、交通系ICカードが浸透していないエリアにお住まいの方にとっては、現金を使うしか術がありません。もっとシームレスで便利な世の中にするために「1枚のカードで買い物も宿泊も、さらには移動もできる」、それを実現するのが本事業のミッションです。

三井住友カードは、2020年7月にバス事業者様におけるタッチ決済を日本初導入。その後、同年11月には鉄道事業者様でも導入が始まりました。そしてそれらを皮切りに、地下鉄や路面電車、船舶など、全国各地の様々な交通機関で導入、実証実験が実施されるようになりました。その多くが「国内初」の取り組みでもあります。2023年春には、より広域に展開する公共交通機関や、首都圏でもタッチ決済による交通乗車が導入されるなど、今後ますます全国各地のサービスへ拡大されるフェーズを迎えています。

入社して早々、全国を飛び回り、地域の鉄道会社や自治体と連携、交渉しながら、トランジット事業を拡大させる日々。「日本初の試み」を全国展開していく仕事には、もちろんたくさんの苦労がありましたが、面白みの方が上回っていますね(笑)。新型コロナウイルスの流行で非接触決済へのニーズも高まり、社会課題に応える仕事をしている自負もあり、やりがいを感じています。

※「stera transit」とは、「stera」の決済プラットフォームと国際ブランドの非接触決済「タッチ決済」を活用した公共交通機関向けソリューション

グループのメンバーとともに、
アクワイアリングの
次世代主力ビジネスを開発したい

その後、2021年にグループ長になり、次第にトランジット事業からは離れて、グループメンバーとともに新規ビジネスの開発を担当するようになりました。ミッションは、新たな収益基盤となる事業を立ち上げること。具体的には、事業者へのヒアリングから要件定義を行い、新たなサービスを企画。それを形にするパートナー企業を見つけ、実現の道筋を立てていきます。商品化にあたっては、外部パートナーに加え、社内でもリスク管理部門、システム部門、加盟店管理部門などあらゆる部門との連携が必要。各方面の協力を経て、金融機関としてコンプライアンス面も慎重に配慮しつつ、ローンチまで丁寧にプロジェクトを進めていきます。

今後は、メンバーとともに、三井住友カードの次世代ビジネスを作っていきたいですね。一方で個人としては、アクワイアリングにスキルが硬化しないよう、イシュイング業務にも触れていきたいとも考えています。多様な業務を経験することで、カード業界全体の新たな可能性に気づくことができるかもしれない。広い視点でキャッシュレスビジネスの成長性を模索していきたいと思っています。

マネジメントにおいては、メンバーが楽しみながら働ける環境を常に作っておきたいと考えています。新規事業をつくる仕事は華やかに見えて、実はとても苦労が多く、失敗や困難、障壁がつきもの。だからこそ「新しいことに挑戦する楽しさ」を感じられる環境を整え、メンバー全員で励ましあいながら仕事に取り組んでいければと思います。

「オンリーワンを作ること、
挑戦すること」への信念と、
「意見を言いやすいフラットな
雰囲気」が、ここにはある

他社から転職をしてきた私だからこそ感じる当社の文化と言えば、「オンリーワンを作りたい」という強い信念を誰もが持っていることです。みんな驚くほど、新しい挑戦に躊躇しない。例えば「経営計画に書いていないことは実施しない」という企業も多く存在しますが、当社は、計画はあれども「今お客さまに必要で、かつ価値のあること」であれば他社に先駆けて実行するというスタンス。とどまることなく挑戦し、攻めの姿勢を崩さないからこそ、業界のリーディング企業であり続けているんだと、入社して実感しました。

「組織が硬直化しないよう、外からの視点を柔軟に取り入れよう」という文化もあり、経験者採用の社員の声をしっかり聞こうとしてくれます。役職の上下階層を感じさせないフラットな雰囲気もあるので、上司や役員にも意見をダイレクトに伝えられる。この文化はこの規模の会社では珍しいことだと思いますね。

最近は経験者採用でたくさんの方が入社し、受け入れ環境も整ってきています。アクワイアリングの基礎知識に関する研修、OJTにおけるブラザーシスター制度の適用など、フィットしやすい環境整備がされています。経験者採用の方は自分でキャリアを切り拓こうとする精神ももちろん必要ですが、迷ったときにはサポートできる体制が整っているので、安心して飛び込んできてほしいですね。三井住友カードの「挑戦する姿勢」に共感できる人であれば、ここはとても魅力的な職場だと思います。

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