部署の異動をきっかけに、
ビッグプロジェクトに挑戦
私は入社当時、カード会員さまの不良債権の圧縮をミッションとした途上与信管理業務を行う信用管理部という部署にいましたが、将来は商品企画や新規事業開発などの仕事がしたいと考えていました。だからこそ、若いうちに当社の根幹にあたるカード事業全般に関わる業務知識・スキルを会得したいと考えていたので、自ら希望を出して現在の受託事業部へ異動してきました。現在の受託事業部は、「新しいカードを作りたい」、「カード事業を始めたい」といったお客さまの声を実現していく業務を担当しています。あるとき、既にクレジットカードを発行するある大手企業から「現在発行するブランドだけでなくVisaブランドのクレジットカードも発行したい」という依頼が舞い込んできました。新たにカードを発行するプロジェクトは、私自身にとって今まで経験したことがない大きなプロジェクトだったので、不安やプレッシャーはありましたが、絶対にやり遂げるという強い想いを持って挑戦しました。
日本を代表する会社を相手に
プロジェクトの中心を担う。
このプロジェクトで特に難しかったことは、関係各社が非常に多かったことです。新たにカードを発行するとなると多くの会社が関わり、総勢10社以上が集結する一大プロジェクトでした。そんな中、関係各社の担当者の中でも一番の若手である私がプロジェクトの仕切り役を務めさせていただき、今までにないほどモチベーションが高まりましたし、このプロジェクトの可能性や成功したときの影響力を想像してワクワクしたのを今でも鮮明に覚えています。プロジェクトの仕切り役として心がけていたのは、会議の場では誰よりも積極的に発信する、多くの関係各社と合意形成を図るため細かいコミュニケーションを頻繁に行うことです。約2年という長期間に渡り、何度も何度も綿密な打ち合わせを重ね、ようやく新たなクレジットカードの発行を実現することができました。ここでは語りきれないほど大変なことは多々ありましたが、大変な分だけひとしおの達成感を得られました。
自分が中心となって
ビジネスを進めていくおもしろさを知った。
このプロジェクトを通じて、社内外のさまざまな人を巻き込みながら仕事を進めるノウハウを学べたと思っています。具体的には、プロジェクト全体を俯瞰して分析する力、プロジェクト進行上起こりえる課題を発見し解決する力、リスクを事前に察知する感覚など様々です。最初から最後まで自分が中心となってやりきったことから、計画・実行・分析・改善というビジネスの基本的なサイクル(PDCAサイクル)を、現場の肌感覚で学べたことが一番貴重な経験だったと思います。それと同時に、自らが中心となりあらゆる責任と重圧を背負いながら、プロジェクトを力強く進めていくおもしろさも実感できました。今後ももっといろんな経験を積んで成長し、将来はカード事業に捉われない新規事業開発にチャレンジできるよういろんなことに挑戦していきたいです。