POINT
様々なシーンで人々の生活に溶け込み、
ストレスのない支払シーンを提供している。
クレジットカード会社の決済サービスは、小売店などの事業者が提供する商品・サービスを、消費者などに〝便利に〟届けるインフラとも言え、支払いのシーンすべてが事業領域になり得る。具体的には、①店舗での対面での買い物、②ネット通販など非対面での買い物、③公共料金の支払い、④電車、バスなどの公共交通機関での支払い、⑤メーカーと卸業者や、卸業者と小売業者といった企業間の取引、などが挙げられる。どのシーンにおいても、購入者であるお客さまの目当ては商品やサービス自体であり、支払いの手段であるクレジットカードなどの決済ツールに注目する人は少ないかもしれない。

ただ、キャッシュレスが進むことで、便利・安全かつ合理的であるだけでなく、現金決済で生じるストレスからお客さまを解放することができる。これこそがクレジットカード会社の役割であると考える。それぞれの場面でどのような決済シーンを生み出せばお客さまの現金ストレスが解消できるか、そして、満足いただけるのか。クレジットカード会社が熟慮して築いた決済の仕組みを、お客さまが「当たり前」に利用できることが重要だ。今後もお客さまの新しいライフスタイルを創造するために、「生活に溶け込んだ」決済インフラの構築を目指す。
(取材:NIKKEI STYLE U22 編集チーム)