POINT
インフラの構築からコンサルティングまで、
幅広い領域で活躍。
事業内容は大きく分けて3つ。1つ目は「イシュイング」。一般消費者や法人へのクレジットカードやプリペイドカードなどの発行および商品・サービスの提供を行う事業だ。2つ目は「アクワイアリング」。店舗やインターネットでの買い物で、キャッシュレス決済ができるようにするためのインフラ整備を行う事業である。3つ目は「プロセシング」。この事業は、他事業者とパートナーシップを結び、クレジットカード会社としてのノウハウを生かした決済・顧客管理システムの提供や決済に関連する業務の代行、データベースマーケティングツール等の活用による小売・流通業界・自治体などへの決済事業のコンサルティングや消費活性化の支援だ。プロセシング事業は今後、成長余地が大きい分野として注目されている。

このような事業におけるクレジットカード会社の特徴的な業務は、大きく「営業部門」、「信用管理部門」、「事務部門」、「システム部門」に分類され、取り組まれている。「営業部門」は、カードの発行、新規加盟店の開拓、決済事業のパートナーシップ開拓のほか、商品・サービスの開発、カード利用者の問い合わせに対応するコールセンター業務も担う。「信用管理部門」では会員のカード利用代金の支払いの管理や不正利用のモニタリング、法人取引時の審査などリスク管理が図られている。「事務部門」はカード発行にあたっての審査や、売上・請求・精算に関する業務を行っている。「システム部門」は装置産業の代表とも言われるクレジットカード会社のインフラの新規開発、運用、保守を担当し、お客様の安心・安全・便利を支える存在だ。
(取材:NIKKEI STYLE U22 編集チーム)